映画は好きな方なんですがジャンルは偏らず、色々見ちゃうんですけど
そのなかで結構サスペンスものとかホラーとかサイコなやつとか好きだったりするので、気になっていた【ゲット・アウト】(原題:Get Out)を見てみました。
ので、何でも書く練習!ということでレビュー的な事してみます。
【ゲット・アウト】
『ゲット・アウト』(原題: Get Out)は、2017年のアメリカ合衆国のホラー映画。白人のガールフレンドの実家を訪れたアフリカ系アメリカ人の青年が体験する恐怖を描く。監督・脚本はジョーダン・ピール、主演はダニエル・カルーヤが務めた。
日本では2017年9月17日に「第10回したまちコメディ映画祭in台東」で初上映されたのち[4]、同年10月27日に全国公開された[5]。
あらすじ・・
クリス(黒人男性)とローズ(白人女性)は付き合って5ヵ月、彼女の提案で彼女の実家に行くことに・・
※いちいち黒人・白人と記載しているのは物語上大事なところなので書いてます。差別的な思想は全くありませんので誤解せぬようお願いします。
しかし、クリスは黒人であることを気にしています。「事前に(黒人と付き合っている事を)両親に伝えておかなくて大丈夫か・・?」というようなことを彼女に聞きますが、両親は人種を気にするような人じゃないから平気よ!といった具合。クリスの友人ロッドは「白人の彼女の家に行くなんてどうかしてる!」と冗談交じりに反対していた。ローズの運転で実家に向かう二人は途中、飛び出してきた鹿を轢いてしまう・・。やってきた警官は二人を見るや横柄な態度でクリスにIDの提示を求める。事を荒立てぬようにクリスが応じようとするが「運転していたのは私で彼は何もしていない」と警官を阻止するローズ。
実家に到着すると両親は大歓迎。クリスはひとまず安心するが、家族や使用人を紹介されていくうちに何かを感じていく。夜に使用人の奇行を目撃したり母親に催眠術をかけられたり・・・。
そして翌日、パーティーが開かれそこで行われたオークションの対象は・・・。ここから恐怖の展開が待っているのだった。
キャスト
※括弧内は日本語吹替
- クリス・ワシントン – ダニエル・カルーヤ(三宅健太): 写真家の黒人青年[7]。
- 11歳のクリス – ザイランド・アダムス
- ローズ・アーミテージ – アリソン・ウィリアムズ(小松由佳): 大学生。クリスの恋人の白人女性[7]。
- ミッシー・アーミテージ – キャサリン・キーナー(藤生聖子): ローズの母親。催眠術を使用する心理療法家。
- ディーン・アーミテージ – ブラッドリー・ウィットフォード(二又一成): ローズの父親。脳神経外科医。
- ジェレミー・アーミテージ – ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ(佐藤せつじ): ローズの弟。医学生。
- ロッド・ウィリアムス – リル・レル・ハウリー(間宮康弘): クリスの親友。黒人系。TSA(運輸保安庁)に勤務している。
- アンドリュー・ローガン・キング – キース・スタンフィールド: アーミテージ家のパーティに招かれた客。黒人系。
- ジョージナ – ベティ・ガブリエル: アーミテージ家の使用人。黒人系。
- ウォルター – マーカス・ヘンダーソン: アーミテージ家の庭の管理人。黒人系。
- ジム・ハドソン – スティーヴン・ルート(大塚芳忠): 盲目の画商。クリスの写真も審査しているという。
以降ネタバレあり・・
ここからネタバレも含まれます。まだ見てない方はぜひ見てから読んで共感しましょう!!
まず、予備知識無くてもおもしろい作品でした!
で、予備知識ってなんの?
あらすじに少し書いたんですが、この作品はホラー映画でありながら人種差別に対してのメッセージというかなんというか・・そんな含みがあるようで・・
まず、日本に住んでいるとなかなかイメージしずらいのかもしれませんが、アメリカの根深い問題に人種差別がありますよね。黒人と白人なんて言ったりしますが、僕も興味を持って調べたりしたのは2年前くらいの事ですのであまり深くは理解していませんしなじみがない。
だってNBAの選手は黒人多いし、ハリウッドスターも、大統領だって・・。
けど実際は黒人奴隷の歴史などがあって、現代でもそこら中に差別はある。
そんな背景をふまえて見るとよりこの映画のよく作られている部分に気づけるのだとか・・。
この映画、冒頭で夜の住宅街を一人で歩く黒人男性が何者かに締め落とされ車で拉致されるシーンから始まります。これが最後に繋がるのですが、次のシーンではクリス(黒人男性)とローズ(白人女性)という平和なカップルが出かける準備をしているシーンに移ります。
行先は彼女の実家。家を空けるので飼っているシド(犬)をクリスの友人であるロッドに預けます。彼女の実家に向かう車でクリスがロッドに電話すると「白人の家に行くなんて・・タマでもなめられてんのか!」※吹き替えで見たので実際の英語とは違うかも・・と冗談交じりに忠告されます。彼女の親に会うのは初めてで実はクリスもこれが心配の種・・。
そう、この物語における標的は「黒人」
この後、鹿を轢いてしまうシーンでもIDを求められるのはクリス、さらに警官曰く「運転とは関係ない、身元の確認だよ」とのこと。ここではローズがIDを提示しようとするクリスを遮って「だめよ!何にも悪い事してないのに見せる必要ないわ!」と論破するときのハーマイオニーのようにかっこよく屈強な警官相手に物申す。いいねいいね♪と思ってみていたが、実はコレ、そうじゃない(笑) まぁ後々わかるけど。
さらに、人種差別はしないといっている彼女の実家の使用人はなぜかすべて黒人。しかもこの使用人がなにか変。
ネタバレって書いたし言ってしまおう!
実はこの家族、黒人を白人に売っている。この後、知らぬところでビンゴ大会を装ったオークションに掛けられているクリス。つまりこの家族にとってクリスは商品なのだ。
夕食の時に兄のジェレミーが言う「傷つけやしないのに・・」の発言や母が執拗にタバコをやめるよう言ってくることも、商品としてのクリスに対しての言葉なのだ・・。ひぇ~
パーティーで色々な人にローズがクリスを紹介するシーンなんて一回目見た時はなんか変な感じだな・・くらいにしか思わなかったけど、見返してみると完全に商品を見定めている感じだった。
パーティーのメンバーに唯一の黒人、ローガンを以前見たことがある気がするクリスがこっそりスマホで撮影しようとする時、フラッシュをたいてしまうと鼻血を垂らしながら取り乱すローガン。ここでローガンが叫ぶ「出ていけ!!(get out!)」これがタイトルにリンクしているのだろうか?僕なりの解釈だと、フラッシュがきっかけで元の人間の意識が出てきたのでクリスを助けたい一心で「出ていけ」と掴みかかったのかなと思いましたが、ちがうのかな?
クリスはこのあたりで帰りたいとローズに言いますが、「私を置いていくの?」といわれあきらめます。置いていくも何もテメーの実家だろって話です!※このあたりからローズへのイライラがたまり始めてますww
ローズの実家に滞在中クリスが友人のロッドに逐一電話で相談するんですがこのシーンの「セックス奴隷だ!!あ゛~やべぇぞクリス!!」ロッドの吹き替えが面白かったですww緊迫してるシーンなんですけどね。
そしてついに部屋でローズの過去の彼氏達と撮った写真の数々を見つけてしまうクリス。
疑いは確信へ・・
慌てて帰ろうとするものの、本性を現し始めるローズの家族。
冒頭で警官に反論したのも、これから居なくなる人(クリス)に足がつかないようにIDの提示を阻止したってわけだったんですねぇ・・よくできてる。
捕まったクリスは凝固法とかいう脳みそ入れ替え手術の前に野獣のごとく暴れて脱出、エンディングに向かうわけですが・・
見返してみればそれっぽい黒人はみんな帽子かカツラ付けてましたね!!頭の傷跡隠すためでしょうかね!ほんとよくできてんなぁ~!
そうそう、この映画エンディングがもう一つあるみたいですよ!DVDの特典映像であるみたいです。
というわけで。
全然紐ほどけなかったですが・・2回目見るともっと発見がありましたよ!
ダメだこれ、疲れますね・・映画のレビュー・・もうたぶんやらない。(笑)
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